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タル・ベン・シャハーの『HAPPIER―幸福も成功も手にするシークレット・メソッド ハーバード大学人気No.1講義』感想と書評

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近仕事が暇になったので、毎日自己啓発書を読んでいます。

仕事が忙しくなると読む時間がなくなるので、今のうちに読み貯めしようという魂胆です。

中にはクソみたいな本もあるのですが、そればっかりは仕方ないですよね。

数撃ちゃ当たるをモットーに読書生活を満喫しています。

そんなこんなで、やっと今日、良書に出会うことができました。

それは、

タル・ベン・シャハーの『HAPPIER―幸福も成功も手にするシークレット・メソッド ハーバード大学人気No.1講義』

という本です。

私なんかは、ハーバード大と聞くだけでなんだか胡散臭く感じるのですが、

その先入観は見事くつがえされてしまいましたよ。

私は自己啓発書を読みあさっているのでそこそこ知識はあるつもりでしたが、

新しい知識をどんどん発見することができました。

興味のある方に、簡単に要約しましたので紹介させて頂きますね。

お金や名声や権力は、何らかの目標を達成するための手段にすぎないにもかかわらず、それを目的にしてしまいがちである。手段と目的が逆になっている。今日の私たちは、生きるために蓄積するのではなく、蓄積するために生きているかのようだ。 

苦境は私たちの幸せに大きく貢献してくれる。『こんな絶好の危機を無駄にしちゃもったいない!』 

友人、家族、恋人と充実した時間を過ごすことも、幸せの基本レベルを押し上げる。『親しい人がいなければ、いかなる幸せもありえない』 

喜びと意義をもたらしてくれる、数分から数時間で行える活動(幸せブースター)を作る。ある重役は仕事を少し減らし、毎週2晩は家族とすごし、テニスや読書をする時間を作った。 

私たちは幸せをタップリと味わうために生まれてきた。自分は幸せに生きるに値する人間であり、自分にはそうする権利があるということを自覚する。 

時間的豊かさが幸せと直結している。物質的豊かさはそうではない。時間的豊かさとは、本当に行いたいと思っている活動を優先して選択することができ、他の活動は控えることができること。時間の制約にしばられていない、自由な状態。 

一流のスポーツ選手は習慣を活用している。無意識のうちに同じ時間に練習場にいる。彼らを真似して新しい習慣を作る。価値のある目標に動機づけられた状態で、習慣化する活動を具体的に決め、その活動を決まった時間帯に必ず行うようにする。習慣にしたい活動が決まったら、それを行動予定表に記入する。 

常に未来を不安視しているために今を楽しめない。テストで良い点がとれなかったらどうしよう。昇進できなかったらどうしよう。それよりも、充実した今を楽しもう。起こるか起こらないかわからないことを考えて時間を無駄にするのはよそう。 

ざっとこんな感じです。

翻訳物円なので少々読みにくい部分があるのですが、集中すれば誰でも読める程度のレベルですよ。

文字も大きく、ページ数も250ぐらいとそんなに長くないので、非常に読みやすかったです。

一般に自己啓発書とかビジネス書っていうのは難解な言葉を使いがちなのですが、

タル・ベン・シャハーの『HAPPIER―幸福も成功も手にするシークレット・メソッド ハーバード大学人気No.1講義』

は平易な文ですので、極端な話、中学生でも読むことができると思います。

自己啓発書の入門書としてもおすすめです。