日本を車で旅をしているときにたまたま通りかかった場所、石川県での車中泊の話をします。夏だったこともあり、かなり暑く、真っすぐ高速を突っ切れば目的となる場所まですぐ行けたんですが、予定よりも1日早かったこともあり、涼しい日本海側なら心地よく過ごせるんじゃないかと思い、石川県に向かいました。国内旅行が好きな私ですが、石川県出身の知り合いもいなく、其の時まではいったことがない県の1つでした。
まだ、午前中ということもあり、せっかくだから日本海に行ってみようと思い、訪れたのが「うみっこらんど七塚・海と渚の博物館」でした。博物館といっても他の博物館とは異なり、併設してバーベキューやキャンプ場があるんです。ここならもしかしたら車中泊もできるかもしれないという期待をもち、目的地に選びました。到着すると驚いたことにすぐそこに日本海が広がっていて、平日だといういうのに近くの学校の遠足や地元の方たちで賑わっていました。日本海とキャンプ場に隣接している博物館は初めてだったのでワクワクしながら博物館に入りました。この博物館は漁師などの海に生きる人をテーマに展示されているんですが、何といってもただ展示物が置いてあるのではなく、コンピューター等を使用して子供でも分かりやすいように展示されていました。また、博物館自体も船をイメージしたとても魅力的な建物で、都心にあれば一躍人気の施設のなってそうな雰囲気が出ていました。聞いたところ、この建物は石川県建築賞に入選したことがあるようで、地元でも話題になった博物館のようです。そんな博物館ですが、外に見える広大な日本海は迫力満点で、日本海を目当てに来た私にとっては来た甲斐のある施設でした。平日だったので隣接するキャンプ場は人影はほとんどなく、ここで車中泊をしたいと思いましが、少し怪しい車に勘違いされるのではと思い、他に場所はないかと道の駅を探しました。金沢方面に「のと里山海道」にそって進むと、道の駅「高松」がありました。着いたのはすでに夕方でしたが、まだ、隣接する飲食店も18時まで営業をしてくれていたので、そこで暖かいうどんを頂きました。また、足湯もあり、運転に疲れた方々がまったりしていました。
到着が早かったのでここで車中泊するより他の所を探してもいいかなと思いましたが、一般道にもつながっていたので一旦、温泉を探しに出ました。30分圏内に大きな看板でて天然温泉「湯来楽」に辿りつきました。北陸最大級の岩盤浴という言葉に惹かれ、すぐに車で向かいました。入湯料は850円と岩盤浴利用で1500円とお値段も観光地に比べれば安い値段設定だったんでう、岩盤浴を利用させていただきました。北陸最大級だけ色々な種類の岩盤浴が楽しめるようで、体を温めるだけでなく、冷やす種類のものもあり、とても興味深かったです。お風呂も露天風呂もあり、かなり広くお風呂好きな人にとっては堪らない温泉施設だと思います。ゆっくりしすぎて温泉をでたころには既に22時を回っていました。体が十分温まり、その日の疲れが一気にでたので、少し急ぎ気味で道の駅へと戻りました。海道を挟んで、上りと下りで駅が別れており、今回は知らないうちに下り方面の駅についていました。結構車は止まっていましたので、駐車場の隅の方に車をとめ、その日はそのまま就寝しました。夜は、トラックが通り過ぎる音で1回起きましたが、車数が少ないこともあってそれ以外は一切目が覚めませんでした。もちろん、トイレも24時間空いていました。
朝目が覚めると、車の走る音の他に、海の波の音が遠くに聞こえていました。外にでててそちらの方にいってみると日本海が目の前に広がっていました。下り側の方は日本海が一望できることは知らず、コーヒー缶を片手に、思い付きできではありましたが石川県に来てよかったと心から思いました。
道の駅 高松(http://tak-rest)
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