北海道といったら流氷をイメージされる人は多いと思います。そんな流氷を真近で見ることができる流氷砕氷船「おーろら」の発着場となる道の駅での車中泊の体験を話します。もちろん、流氷が見ることができるのは冬で、冬に北海道で車中泊をするのは自殺行為のようなものなので絶対にしない方がいいです。
私が行ったのはちょうど、夏を少し過ぎた9月ごろ、まだ本島は残暑で蒸し暑い時期でしたが、そのときの北海道はとても快適でした。しかし、さすが北の大陸、夜は肌寒く、半そででは風邪をひいてしまう位なので、車には毛布や寝袋、長袖のTシャツやカーディガンなどは積んでおくのがいいと思います。
そんな北海道の網走市にある「網走刑務所」を訪れたく、網走へと車を走らせました。網走刑務所では明治時代、極寒の中、北海道開拓を目的に多くの囚人が過酷な労働をしながら、生活をしていたことで有名な場所です。実際の刑務所の建物を使用した「博物館網走監獄」ではそんな歴史や当時の生活環境を知ることができます。私にとってとても興味深く、時間が経つのも忘れ、網走の歴史や獄舎の様子を見学しているといつの間にか太陽が沈む直前でした。もともと、その日は100万以上のひまわりがある網走湖畔大曲園地という「ひまわり畑」にも行ってみようと思っていたのですが、断念して次の日に行くことにしました。
車中泊ができる場所を目指して、博物館から車を20分ほど走らせると、道の駅 「流氷街道網走」がありました。JR網走にも近いこともあり、看板ですぐに見つけることができました。有名な物産が売っていたのか、それともこの道の駅自体が有名なのか観光バスが丁度、数台出ていくところでした。18時半まで開いているこの道の駅には、雪国にうれしい無料の足岩盤浴があり、また、冒頭で紹介したように流氷砕氷船の「おーろら」への乗り場となる場所でもあります。駅に飾ってある迫力ある流氷の写真をみて、車中泊はしなくとも冬も是非、流氷を見に訪れてたいと思わせてくれました。
そんな道の駅での車中泊ですが、24時間空いているトイレはあります。しかし、温泉や銭湯は近くにありませんでした。地元の人に聞いたところ、市街地周辺のホテルで日帰り入浴ができるということでした。その中の網走観光ホテルで日帰り入浴を利用させて頂きました。車中泊は大好きですが、それ以上にお風呂も好きなんで車中泊の旅でもお風呂に入らない日はいままで一度もないのが1つの自慢です。網走市街地にも銭湯は見当たりませんでしたが、網走観光ホテルのように日帰り入浴ができるホテルは幾つかあるようなので是非、利用してみてください。
また、この道の駅はオホーツク海と知床半島を一望できるという特徴をもっていながら網走の市街地までは車で20分以内と立地もいいので、市街のレストランへ海の幸を食べにいけます。私もコンビニではなくレストランへ海鮮どんぶりを頂きに行きました。
夜はオホーツク海から吹く風もあり、他の場所よりも寒かった記憶があります。風も強い日だったので風と波の音を遠くに聞きながら眠りました。私のほかには誰も車中泊をしている人はその日はいませんでしたが、地元の方によると夏場は車中泊で何組も車が止まっているのがよく見受けられるようです。朝、起きて缶コーヒーを飲みながらオホーツク海を眺めながら、改めて北海道の大自然の良さを実感することができました。
流氷街道道の駅(http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/2986/)
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